top of page
  • 執筆者の写真朝野裕一

身体知みたいなものってあるんだろうなぁ

世は、IT, AI ブームというか、

まぁ技術や科学の行き着く必然の結果なのでしょう。

私自身これからのさらなる発展にとてもワクワクしています。

一方で、

知能の発達では AI が人間を追い抜くって、ある意味当然あり得るので

しょうが、最終形が知能だけに集約される?!とはなんだか思えない

というのも正直なところです。

なぜならば、

人間の脳が身体というフィルターを通して総合的に発達するからです。

身体は、

周りの環境からの様々な情報を入力・インプットすると同時に、周りの

環境に対して出力・アウトプットするアクチュエイターでもあり、

その相互作用によって脳は高度な情報処理を行えるようになっています

それを人工的な機械で行おうとすると、少なくとも現在の技術ではまだ

まだ、人間にはとても追いつけないくらいなのが現状です。

ヒューマノイド型ロボットや、各種センサーの発達は目を見張るばかり

の勢いで進歩していますが、

それを、

この人間の身体はすでにいとも簡単に成し遂げることができます。

ただし、

それまでの過程がとても長い時間を要することも事実です。

生まれてから、神経系が大きな進歩をするのが10代前後。

身体はその後の成長を続けるので、その身体に見合った動きの獲得など

はその後も続きます。

出力(筋力が主体)の増加も思春期から20代に向けて著しく発達する

(鍛えれば鍛えるほど)と考えられています。

身体があるゆえに、

それらの情報処理を効果的に行えるようになっています。

いわば身体知みたいなものがあるからこそ、人間は多くの知識と行動を

獲得でき、外界に対してまた他の人間、もっと広く見れば社会的な影響

力を持つことができるのだなぁと、改めて感心してしまいます。

100年後がどうなっているかは全くわかりませんが、少なくてもここ

十数年は、人間が得意な部分と AI が得意な部分をうまく融合させて、

新しい社会を形成していくのかなぁと、漠然と感じています。

その過程の中では、

AI コーチなるものも出てくるかもしれません。

自分の動きを解析してもらいながら、適切な運動を覚えていく際に、

適切な個人に見合ったトレーニングやコンディショニング方法を伝授

するのに、一部であれ人工知能を利用することはあり得るでしょう。

インプットとアウトプットの解析を AI に任せるような、カスタマイズ

された、個人々々のトレーニンング AI を各人が持つなんてこともある

かもしれませんね。

スマホを利用した、あるいはスマホタイプの機械を使って各人の運動

能力を維持するスマートトレーニングキットを誰もが持つみたいな...

でも、

それらの動きを実際に体現するのは人間の身体そのものです。

あくまで、主体は最終的に人間の身体そのものでしょう。

そして、

運動の専門家は依然として生き残るとも思います。

ある程度のレベルの運動や健康維持のベースはAIに任せて、そこから

実際の動きの修正やアドバイスなどは、人間が行う。

そんな、

AIと融合した世界の訪れは私自身、大いに歓迎するところです。

なにより、

身体をみんなで動かすことの楽しさはなくなるどころか、これから益々

広がっていくのではないかと思っています。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また3日後に。

※個人的な事情で明日と明後日はこのブログはお休みします※

閲覧数:7回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page